こんにちは!ライターのkrystalです。
全阪大生、いや全人類が待ち望んでいた箕面新キャンパス...
2021年4月、ついに開校しました!
新しい建物の匂い、広大なデッキや広場、周辺の洒落たカフェの数々...
外語生のわたくし、大変浮かれております(笑)
しかし、大阪大学と合併する以前の大阪外大の頃から親しまれてきた長い歴史ある旧箕面キャンパスがなくなってしまうのは、やっぱり少し寂しい気持ちもありますね。
司馬遼太郎先生や陳舜臣先生といった偉大な先輩方もみなこの山奥で学んできたことを考えると、本当にたくさんの人々の青春がつまった場所です。
これからの世代はまたこの新校舎で新たな時代を作っていきましょう。
ということで、今回は新箕面キャンパス潜入調査をしてきました!
外語生のキャンパスライフを一緒に覗き見しましょう。
ではスタート!
◆まず千里中央駅から約20分歩きます。
予定では開校と同時にキャンパスの目の前に「箕面船場阪大前駅」ができるはずだったんですが、まさかまさかの工事に時間がかかってしまい2年後の2023年に延期...(私は運動だと割り切って毎日頑張って歩いています...)
しかし千里中央駅からキャンパス前まで市バスも運行しているので、毎日優雅にバス通学している学生も多く見かけますよ。
◆そしてついに到着!

こちらが箕面新キャンパスの外装です!
デザイン性のある素敵な建物ですね。壁がガラス張りになっているので開放感があって勉強も捗りそう!
そして入り口付近には世界時計も発見しました!

この時計台はかつて大阪外大時代に屋外に時計がなかったことから設置されたもので、旧箕面キャンパスのシンボルとして大切に保管されてきました。それが新キャンパスにも記念として移転されたわけです!
◆つぎに構内に入るとまず目に飛び込んでくるのはこの大きな石板!

外国語学部には25言語もの専攻があり、この石板には各専攻語の格言などがずらーっと掘られています。
先生から聞いた話によると、大阪外大時代から歴史が長い専攻順に上から羅列されているとか...言葉は専攻ごとに先生たちが必死に考えたそう。
初めて登校した学生達はみな自分たちの専攻語で何が書かれているか理解しようと、立ち止まって見上げているのが印象的でした。
( でも正直に言うと格言が難しすぎて私はあまりよく理解できませんでした(笑)韓国人の友達が韓国語のところを読んで「え?どういう意味?」と首を傾げていたほど。先生たち難しい言葉引用しすぎ!)
ということで、少し調べてみたので紹介してみようと思います!
★私のお気に入りの格言★
・Den som är väldigt stark måste också vara väldigt snäll. <スウェーデン語>
〜とても強い人はとても優しくもなければいけません by 長靴下のピッピ〜
・बोली एक अमोल है जो कोई बोले जान | हिया तराज तौल के तब मुष बाहर आन। <ヒンディー語>
〜言葉はかけがえのない宝 語ることを知るものは心の天秤ではかり口から発する by カビール〜
・Fais de ta vie un rêve, et d’un rêve, une réalité. <フランス語>
〜人生、夢をみなさい。そして、夢を現実にしなさい by サンテグジュペリ〜
また石板の裏には鉄扉があります。

これは1945年の大阪大空襲のときに、外国語学部の前身である大阪外大の約6万冊もの書物を戦火から守ったとされる扉です。
これを大阪大学外国語学部の歴史的遺産とし、新校舎のエントランスに展示しています!
◆つぎに紹介するのはココ!

ここは学生交流スペースです!
本当にここ弊学?!と思わず疑ってしまいました...綺麗すぎる!
ここでは次の授業に向けて必死に課題をこなす学生もいれば空きコマに友達と団欒する学生もいたりと使い方は人それぞれです。
旧箕面キャンパスでは比較的閉鎖的だった国際交流センターもアクセスがしやすい同フロアにあるため、留学生と気軽に交流できるようなつくりになっています。
外国語学部には毎年世界各国から多くの留学生が来てくれるので、外国の文化を学んだり外国人の友達を作ったりできる良い機会ですね!
◆そしてつぎは日本初!本キャンパスの目玉!「大阪大学✖︎ダイキン工業」が共同して開発した『未来の教室』です。

こちら、その名の通りただの教室じゃないんです...学生たちがより集中して効率よく学習できるよう綿密に設計された部屋になっています。
例えば
・記憶力や集中力をあげるのに効果があるとされているアロマを発生させた教室
・CO2濃度を大きく下げる換気システムが導入された集中力が持続しやすい教室 など
長時間勉強をしていると、どうしても疲れてダレてしまいますよね。
特に最近はコロナウイルスの影響でずっとマスクをつけないといけない...マスクをつけていると、なんか体がポカポカして睡魔に襲われてしまうことありませんか?もしかするとこういった悩みもこれで解消されるかもしれませんね!
技術の進歩ってホントに偉大!
◆そして次は、外国学図書館と箕面市文化ホール!

こちらは新校舎と隣接していています。
旧キャンパスと大きく異なる点としては「図書館やホールは箕面市民の人々も利用できる」というところです!
これにともなって図書館に関しては、箕面市立萱野南図書館の蔵書と旧キャンパスの外語学図書館の蔵書全てがここへ移されました。その数なんと合計61万冊にも及ぶとか!幅広いジャンルの書物を気軽に手にすることができるようになるのは嬉しいですね!
また文化ホールは、コンサートを行ったり様々なことを発信する場所として箕面市と協同で活用することになります。
なので外国語学部がこれまで毎年夏に行ってきた「夏まつり」、専攻ごとに出し物をする「語劇祭」などもこれからはここで行われることになります!箕面市とコラボすることで今まで以上にオープンで大規模な形態で開催される予定です。
◆最後に紹介するのは大阪大学学生寮、通称「GV(グローバルビレッジ)箕面船場」です!

こちらその名の通り、世界中から集まる外国人留学生と日本人の阪大生が一緒に住むことができる寮となっています!
この寮の1番の見どころはやはり「おうちで国際交流」ができる点!交流ラウンジやスタディルームといった共有スペースが設けられており、気軽に学生と会うことができます!留学生の友達を沢山作って英語や専攻言語を話す練習をしたり、一緒に各国の料理を作ったりできたら毎日が魅力的ですね〜

また寮というと全てを共有して生活するイメージですが、部屋ごとにシャワーやキッチンやトイレが完備されているためプライベートな空間をある程度確保できるのも特徴です。
最後に補足!
ここには寮の住民以外は立ち入ることはできません。そこで寮に住む友人に写真を撮ってきてもらったのですが、その友人によると何よりもここの最強ポイントは
「5分前に起きても授業に間に合う」ところらしいです!(笑)
キャンパスの真隣にあるためドアtoドアの所要時間わずか10秒!もうこれで遅刻の心配もありません!
いかがでしたか?
やっぱり校舎が新しくなると、新鮮な気持ちで大学生活を送ることができますね。この素敵なキャンパスをたくさん活用してたくさん学んで成長していきましょう!
コロナに負けるな!頑張ろう阪大生!