23卒のみなさん、夏になりましたが就職活動には慣れてきましたか?
少しずつ慣れてきている人、就職活動の壁にぶつかっている人、まだ始めてない人等いろいろいらっしゃるとは思います。ちなみに私は、壁にぶつかっている人でした(笑)
就職活動をしていると、様々な疑問が出てきますよね。「人事が見てるポイントって?」「オンラインで気を付けないといけないことは?」など様々にあると思います。ネットで調べても確かに情報は出てくるけど信じていいのか、、、と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回は、株式会社シンクロンで、企業向けに採用活動のコンサルタントをされているKさんに近年の就活動向と就活生が陥りがちなミスをお伺いいしました。
ーKさんのプロフィールー
企業の採用支援に関わって20年。その経験から学生よし企業よし世間(大学)よしの三方よしの環境を創造中。
就職活動は早期化!インターンの応募数は上昇傾向
Q:22卒に比べてスケジュールは前倒しになっているのでしょうか?
A:早くなってきています。
本選考自体も少し早くなってきていますが、それ以上に企業はできるだけ早く学生と接触したいと思っています。したがって、インターンや説明会といった就活イベントが毎年、前年より早くなってきています。
早く動くというのはめんどくさいですが、企業からすると早くに動いている学生のほうがやる気があるように見え好印象なのは事実です。早く動けるならできるだけ早く動いたほうが良いです。早く動くことで学生自身のチャンスも広がりますし、自分の人生を考えるのに早い遅いはありません。
Q:インターン・本選考の難易度に変化はありますか?
A:インターンの倍率はオンラインになり、あがっています。ある企業では例年の5倍もインターンのエントリーがあったと聞きました。
しかし、その人数が本選考を受けるわけではないので一概に難しくなったとはいえないです。
Q:コロナウイルスで採用人数は減りましたか?
A:大企業は一部の業界を除い、採用人数に影響を受けていない所が多く、採用人数は大きく減ってはいません。
しかし、交通インフラや旅行業界はもろに影響を受けているため、採用人数は減っています。
Q:内定が出る時期は早まりましたか?
A:内定が目立ってくるのは3月ぐらいです。そこから4月5月と鰻登りに内定が出ます。超大手有名企業が6月から内定出すケースもあります。
Q:23卒の選考スケジュールで気を付けることはありますか?
A:企業にできるだけ早く接触することです。やはり、本選考からスタートすると競争が激しくなります。また、後ろになればなるほど、開かれている門が狭いです。早めに説明会やインターンに参加したほうがチャンスがあります。
人事目線で見た就職活動と選考のポイント
Q:人事が見ているポイントを教えてください。
A:価値観や思考回路です。
これらを見ることで、学生が企業で活躍できるのかを見ています。
よくある学生の間違いは、優秀な人だから内定がでると思っていることです。ある程度の学歴になってくると、優秀さではなく完全に人物を見ています。その人物の価値観が自社と合っているのか、活躍してくれるのかを見ています。その意味では、OB訪問をするなどして会社の価値観を知ることは大切です。
Q:選考対策や業界研究はどのようなことを行うといいでしょうか?
A:ホームページを見て情報を収集することも大切です。
それ以上に、自分でリアルな情報をつかみに行くことが大切です。
例えば、企業説明会に足を運んでみたり、OBOG訪問をしてみたりしてみましょう。最近は掲示板などもありますが、やはり情報が本当なのか怪しいので自分できちんと情報を取りに行く姿勢が大切です。
Q:選考を受けるときのポイントを教えてください。
A:論理的な思考回路や、簡潔に答えるということも大切ですがそれ以上に面接は会話です。
会話をしているということを意識してください。また、結局は人対人であることも忘れないようにしましょう。学生の方は意外に思われるかもしれませんが、明るさというのは武器です。緊張して固まる学生もいますが、やはり明るいと面接官からの印象もいいです。
また、人事は見ています。この学生は挨拶ができるのかというところもチェックされている所もあるので、特に対面の時は注意しましょう。
就活生によくある勘違い
Q:就活生によくある勘違いは何ですか?
A:1つ目は、オンライン就活だから気を抜けると考えている学生がいることです。WEB上でも学生の評価は実はできます。
画面越しでもスマホ触っているなとか、集中力切れているなということはわかります。
逆に、集中しているな楽しそうだなという印象も伝わってきます。参加が気軽になっていますが気は抜かないようにしましょう。
意外と忘れがちなのが、カメラに映る部屋です。例えば、洗濯物が干しっぱなしである学生や宇宙のバーチャル背景を使っている学生などは悪目立ちをしてしまいます。シンプルが一番いいです。
2つ目は、人事はイベント中しか評価していないと思っている学生がいることです。人事は、いつでも評価しています。1つ目と似ていますが、これは対面の時によくある間違いです。人事が、面接や、インターンのグループワークだけを評価していると思ったら大間違いです。その前後ももちろんみられています。挨拶等にも注意する必要があります。加えて、座談会や面談といったところで、「評価していないから」や「何でも聞いてね」と言っている場合でも、しっかり評価しています。緊張する必要はないですが、評価されていることを念頭に置いて参加してください。
3つ目は、適正テストで、自分自身を企業が求める人物に合わせようとしたり、自分がこうだったらいいなという人物に回答を合わせようとすることです。適正テストを企業に合わせるのはほとんど無理です。
合わせようとしても、どこかで齟齬が出てきてしまい、合わせに来ているのがばれてしまいます。適正テストは正直に答えたほうがいいです。また、同じようなことを聞かれる質問が複数あるときがありますが、さっきはこう答えたから、今回も合わせようとする必要はなく、正直に答えましょう。人間は二面性があるのは当たり前ですので、そこで適正テストがおかしくなることはありません。
まとめ
・早く動く
早く企業に接触すればするほど、チャンスが広がりますし、いろいろな情報が入ってきます。まだの人は、就活サイトに登録することから始めましょう!!
・オンラインでも気を抜かない!
オンラインだと、どうしても気が抜けてしまいますし、集中力が切れがちになります。しかし、人事は見ていますし、想像以上に学生の状態がわかります。オンラインでも対面と同様気を抜かずに望みましょう。
・自分で情報を取りに行く
ネットの情報に踊らされずに、自分で足を動かして情報を取りに行きましょう。掲示板の情報は怪しいものが多いです。また、企業のHPにも情報は乗っていますが、説明会やOBOG訪問をするほうが生の情報をつかめます。
・面接は人対人の会話であることを意識する
話すことを覚えて来て、台本を読むかのように面接を受けるより、多少間違えてでも伝えたいことを自分の言葉で明るく伝えるほうが面接官からの印象はいいです。また、一方的に話すのではなく、会話であることを意識しましょう!
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