こんにちは、ライターのKrystalです。
今回はコロナ禍の阪大生の留学事情について調査してみました!
パンデミックが始まった2020年3月頃、留学中の交換留学生や私費留学生に帰国命令が、そして以後留学を予定する学生に対して渡航禁止命令が阪大から出されました。
仕方ないとはいえ留学の夢が絶たれ悔しい思いをした学生も多いのではないでしょうか。
しかし2021年6月29日ついに!
阪大生の海外渡航への制限が一部緩和されましたね!
この発表があってから多くの学生が後期(10月)からの渡航にむけて急ピッチで準備を進めたように思います。
実は私自身もその中の1人で、現在カナダに留学中です。
ここではそんな私の経験も踏まえながら、コロナ禍で特別に必要になった留学準備(大学への提出書類や出入国手続きなど)について解説します。
Contents
コロナ禍の留学準備について
渡航許可は下りたものの留学を開始するまでに様々な試練が待ち受けています。
ここでは「1.大学への渡航申請・許可をもらう方法」「 2. 留学先の国へ入国するまでに必要なこと」に関して紹介していきたいと思います!
阪大への渡航申請・許可をもらう方法
必要な書類や手続きはこの3つ!しっかりと右側に記載してある手続きを踏まなければ、大学からの渡航許可はおりないので気をつけましょう。
詳細のみ以下で説明していきますね!
渡航確認シートを作成する
感染者状況によってまたは国によって行動パターンもかなり変わってきます。
しっかりと国が発信している情報をみて記入することをオススメします。
<私が渡航確認シートを作成するときに参考にしたサイト>
・外務省海外安全ホームページ
・外務省:在外公館リスト
https://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/zaigai/list/
・厚生労働省新型コロナウイルス感染症情報特設ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
・法務省・出入国在留管理庁:「新型コロナウイルス感染症に関する情報」
担当教員の確認を受けて、教務係へ渡航確認シートと誓約書を提出する
私の場合「今行って大丈夫なの?」「気をつけてね」というような軽いやりとりをした後すぐに担当教員から許可をもらうことができました。
その後すぐに窓口に提出しましたが、翌日には許可が下りたというメールが入りました。
比較的スムーズに進んだほうですが、できる限り早く手続きをすることをお勧めします。
※原則として渡航予定日の2ヶ月前までに提出しなければいけないので注意!
※これらは学部長のもとに届けられ、学部長本人が渡航可否判断と決定を行います。ここで渡航が認められたらやっと阪大側への手続きは完了!
海外渡航システムへ渡航情報を登録する
交換留学・私費留学・海外インターンなど公私に関わらず全ての海外渡航者がシステムに登録しなければいけません。
<海外渡航システム>
【追加事項】
Koan「学生住所登録」の登録情報の確認
渡航中に大学側が学生に対して連絡を取らざるをえないときにそなえて、使用される自分のメールアドレスの登録がきちんとされているか確認をしましょう。
また長期間渡航するときは郵便物が確実に届く住所を登録しておきましょう。一人暮らしの学生の場合、重要書類がずっと住んでいないポストに届いていたりしたら大変なので実家の住所がいいですね!
<確認方法>
KOAN:
メニュー → 学生情報 → 学生住所登録
※ 私費留学などで大学を一旦休学する場合は「休学願」も申請しなければいけないので、これらに並行して手続きを行ってください!
留学先の国へ入国するまでに必要なこと
コロナ禍の入国手続きは国や時期によって大きく内容が異なります。
ここでは多くの国で共通して課されているものを取り上げてみました!
詳細のみ以下で説明していきますね!
ワクチン接種証明書・ワクチンパスポート
ワクチンパスポートはワクチン接種をした市町村のHPで発行方法が各々記載されているので確認してみましょう!
私の場合は市の保険センターの窓口へいって、その場ですぐ英文のものを発行してもらえました。
入国後の自己隔離期間のホテルや食事の手配
現在私が留学中のカナダでは、私の渡航直前に「ワクチン接種を終えて渡航する人のうち、入国時に無症状の場合隔離は免除する」という新規則が追加されたので、隔離なしでカナダ生活をスタートすることができました。
しかし隔離期間が設けられている国へ渡航する場合、外出できないストレスはもちろんのことホテルの宿泊代や食事代でかなりの費用が上乗せされることが予想されます。留学先の国を選ぶときはこういったこともチェックしてみるのもいいかもしれません。
出国72時間前以内のPCR検査の陰性証明書(英文)
陰性証明書について、必要事項(渡航者の氏名・生年月日・検査実施機関・検査方法など)が記載された英文のものを用意する必要があります。漏れがあると入国できないことも考えられるため、できれば自治体や第三者機関に認められた検査機関で行うことが望ましいですね。
私がPCR検査を行った検査機関は
「にしたんクリニック」というところです!
ここを選んだ理由は2つあります。
1つ目は「自宅で検査を受けられること」
事前に申し込みすると検査キットが家に郵送されるので、それで唾液を摂取して返送するだけでいいんです!病院に検査をしにいくのは感染リスクもあって少し怖いなと思っていたのでこの方法をとって良かったと思っています。
2つ目は「検査費用が他に比べればまだ安い方だということ」
検査を受けて英語の陰性証明を出してもらうだけで実は3〜4万円ほどかかるんです...
どんどんお金が吸い取られていく...と思って悲鳴をあげていましたが、そこで見つけたのがこのにしたんクリニックの PCR検査でした。ここでは2万円ほどで検査が可能です!
留学中の阪大生3人にインタビューしてみた
コロナ禍では日々変化する制度に振り回されながらも留学の切符を勝ち取った学生が多くいます。
現在留学中の阪大生に話を伺ってみたので紹介したいと思います!
【留学中の阪大生にインタビュー!】
Q. コロナ禍の留学で不安なことはありますか?
(トルコ留学中のYさん)コロナ渦と言っても国内の状況はどの国も同じだと思うので、トルコにきたからといって特段不安が増えることはないです。もちろん日本にいた時と同様に気を付けてはいます。
(スペイン留学中のMさん)正直言ってそんなないかなと思います!
(イギリス留学中のAさん)現地でコロナに感染したらどうしよう / コロナでアジア人差別が高まったというようなニュースもあって不安/ コロナがひどくなって帰国規制がかかったらどうしよう という感じですね....
Q. 手続きや準備で苦労したことはありますか?
(Yさん)これは本当に苦労しました。コロナ渦になって初めての渡航だったのでイレギュラーな手続きがたくさんありすぎました。そしてトルコ自体いく人が他にいなかったので全てを二ヶ月の間に調べて行動するという時間的制約もかなりしんどかったです。
(Mさん)渡航2週間前になって急にスペイン政府の対応が変わり、ワクチンパスポートを急遽準備しなければいけなかったことです。めちゃめちゃ急いで取りにいった記憶があります...
(Aさん)乗り継ぎがシンガポールだったんですが、ここではシンガポールの規則が適応されるので72時間以内の陰性証明が必要でした。イギリスに加えて乗り継ぎ便国のことも考えないといけないのは大変でした。また2週間隔離があったりなくなったりと色々事情が変わっていくので、日々調べないといけなかったですね。
Q. こんな大変なご時世の今、留学をするという決断をしたのはなぜですか
(Yさん)私にとって、トルコ人の文化を現地に行って体感することは私個人としても、そして今後の自分の研究においてもとても重要なものと考えています。幾人かにはとてつもなく心配され止められるようなことされましたが、やっぱり自分の意思で決定し、ここまで来られたことは本当にいい決断だったなと思います。
(Mさん)この時期なら就活にも間に合う!と思ったからです。あとはみんなが行かないって言うから自分も行かないっていう判断をするのは嫌だったからですね。
(Aさん)長期間海外で生活することは社会人になってからではそう簡単ではないと思うので、大学生のうちに"絶対に"留学したいと思っていたからです!
いかがだったでしょうか。
コロナ禍の留学はなかなか一筋縄ではいかないこともよく分かったのではないでしょうか。
しっかりと不備のないよう慎重に手続きをしましょうね!