こんにちは。ライターのクボトモキです。
みなさんは、
将来自分がどんなところで働くのか
ということについて、考えたことがありますか??
そもそも、将来何したいか分からない、みたいな人も多いと思います。
僕自身も、将来入りたい会社のことについて考えることがあるものの、「いい企業って何?ある程度知名度があって、社内環境がよくて、それなりにお金ももらえて…みたいなところかなぁ」っていうイメージしかわかないことが多いです。
特に、知名度がある、というと名の知れた大企業を思い浮かべがちなのではないでしょうか。そして、そこに入ることができれば、安定できる、というイメージも。
そこで、今回は「大企業に入ること」が本当に良い選択肢なのか、ということについて考えていきたいと思います!!
さて、僕自身、自分のキャリアについて、興味が全くなかったというわけではありません。だからといって、何かそれにつながるアクションを起こしているかというと、特になにもしていない。
強いて言えば、アイセック(海外インターンシップの運営をする学生団体。日本でインターンをしたい、という海外学生を企業に受け入れてもらい、彼らのサポートをしています。)での活動を通して、企業の方と面会させていただく機会が多い、ということです。
でも、その興味を少し前に押し出してくれたのが、ふと手にした落合陽一さんの本でした。(「これからの世界をつくる仲間たちへ」、2016年、小学館)
その中で、落合さんは大企業に入ると有利なのかどうか、ということに言及しています。
たしかに、「名前も知らない企業よりは、名の通った大企業に就職する方がいいに決まってる」とか「阪大生なら大企業に入りやすいんじゃないか」という先入観が僕の中にもありました。でも、落合さんは、大企業に入るならば、入るなりの判断基準が必要だと言っています。
前提として、インターネット普及以降のIT化は、従来の資本主義を大きく変えました。旧来の資本主義社会では、土地、工場、原材料や製品といった資本を持っていることが企業にとって必要条件だったので、基本的に大企業に入ることが有利とされていました。
また、インターネット普及前というのは、日本経済そのものが経済成長を続けていた時代だだったので、企業側も優秀な人材を何十年と雇っておきたかったのです。
ところが、バブル崩壊以降、大企業は長期雇用を約束できる存在ではなくなるとともに、世界レベルでのIT化の進展により、IT企業が台頭してきました。
なぜIT企業が台頭してこれたのか?ここに、大企業に入るのが本当に正しいかどうかのヒントが隠されています。
それは、大企業が持つ優秀な人材とはまた違った意味の優秀な人材を、IT企業が資本として持つことができたからです。
それがどういう優秀な人材なのか、ということはまた次回、ということにしますね。
<参照>
・落合陽一『これからの世界をつくる仲間たちへ』(小学館,2016年)
・中川先生のやさしいビジネス研究