こんにちは、ライターのKrystalです!
今回は、学生のうちに知っておいた方がいいお金の知識についてまとめてみました。
実際聞いたことはあってもあまり詳しくは知らないものも多いはず!
社会人になる前にこの6つのお金の制度さえおさえておけば
絶対に得します!保証します!
ぜひチェックしてみてくださいね!
学生納付特例制度
20歳以上の人は原則として毎月国民年金保険料を納めることが義務ですが、「学生納付特例制度」を利用すれば保険料の納付が猶予されます。
しかしこれはあくまで「猶予」であって「免除」ではありません。つまり社会人になって働き始めるとその分を追納しなければ「未納」とされ年金金額に反映されないということです。
ここで学生の皆さんが悩むのは
『国民年金を追納するべきかしないべきか』
という点!!
さてどちらの方がお得か大まかに紹介していきたいと思います。
◎Aさん (大学2年間分猶予)
<追納したときもらえる金額>
年間78万円
<追納しなかったときもらえる金額>
年間74万円
78万円×(480ヶ月ー24ヶ月)÷480ヶ月=74万円
満額の場合と比較して2年間未払いだと、受取額に年間約4万円の差が生じます。
この差を大きいと考えるかどうかは人それぞれでしょうが、仮に85歳まで長生きした場合、
4万円×20年間=80万円、生涯でもらえる金額が変わってきます。
ちなみに社会人になってからの追納合計額は、
1万6000円×24ヶ月=約40万円
ということは追納したほうが約2倍お得になる可能性もありますね....
これらを踏まえて一度追納の可否について考えてみてくださいね!
ただし追納は10年以内に行う必要性があるので注意!
103万円の壁とは
バイトをしている学生の皆さんの多くは「103万の壁」という言葉を聞いたことがあるでしょう。でも実際お給料が103万を超えたらどうなるか知っていますか?
結論からいうと、
「103万を超えた分に対して所得税が課せられます!」
所得税とは1年間の基礎控除と給与所得控除を引き、残った金額に所得税率をかけて算出するので、
65万円(給与所得控除)+38万円(基礎控除)=103万円
というわけでこのラインを超えないほうがいいとされているわけです!
また103万円を超えると
「親の扶養控除が外れてしまい、親にかかる税金が格段に増えます!」
例えば親の年収500万円の場合、 その額なんと約10万円!
他にも106万円・130万円・150万円・201万円の壁もあり、これらによって社会保険料や配偶者控除なども変わってきます。
「税金の話は苦手だ」では済みません。知らぬ間に法を犯しているかもしれませんし、大きな損をしているかもしれません。
超えそうな場合はしっかり親と相談すること、そして一度しっかり勉強してみましょうね。
ふるさと納税
ふるさと納税とは自分の居住地以外の自治体に寄付をすることです。
これを利用すると寄付した額が住民税や所得税から免除され、さらに返礼品までもらえます!
例えば、
自分の好きな自治体に2万円寄付するとします。
すると返礼品がもらえて、2万円から2000円を差し引いた18000円が翌年の税金から控除されます。
つまり実質2000円で豪華な返礼品が手に入ったということです。
返礼品には豪華なお肉・海産物・お酒などがあり、自分の好みに合わせて自由にどこに寄付するかを決めれるのもポイント!
こんなお得な話ないので是非チェックしてみてください↓
つみたてNISA
社会人になったら何かしら資産形成をしたいと考えている人も多いのではないでしょうか?
そんなときにまずお勧めするのが
「つみたてNISA」
です!
つみたてNISAは「積立投資」なので投資信託を選んで金額のみ設定しておけば投資のプロが利益が出るように運用してくれます。
つまりなんの知識がなくてもいますぐ始められるので超簡単!
また、投資で得た利益は年間40万円までは非課税になります。
(銀行の利息や株式投資などで得た利益には税金が20%かかることに比べたら超お得なことも分かりますよね)
下のグラフは2000年から2020年までの20年間、日経平均に連動した銘柄に毎月3万円投資した時のシミュレーショングラフです。
https://www.smbcnikko.co.jp/products/inv/toshin_lab/column/023.html
投資金額が最終的に約700万円なのに対して資産が1400万円なので約2倍ですね!
もちろん必ずしもこのようにうまくはいくとは限りませんし、投資信託なので元本割れするリスクももちろんあります。
少額からでも投資可能なので興味あるひとはぜひ投資の世界へ足を踏み入れてみては?
確定拠出年金 (iDeCo)
確定拠出年金とは毎月一定額を積み立ててその掛け金で資産を運用する年金のことをいいます。
保険や投資信託の運用商品のラインナップから好きなものを選んで掛け金を元手に運用し、60歳になるとその利益分を受け取ることができます!
つまり公的な年金とは別にもう一つ年金を受け取ることができる仕組みです。
メリットとしては
・確定拠出年金でかかっている年金の税金全額は給料から控除
・利益に対しても税金がかからない
・月々5000円からという少額で始めることができる
老後のために2000万円の貯金が必要だと言われているご時世。
少しでも負担を軽減して将来に備えたいですね。
手取りと額面の違い
社会人になったとき、自分が聞いていた・予想していたよりも給与が少ないみたいな話をよく聞きませんか?
そこで実際どういったところでその違いが生じているのか説明していきたいと思います。
手取り額とは実際に自分が受け取れる金額のことを指します。
額面とは基本給の他に時間外手当・役職手当などが含まれた金額で控除を差し引く前の金額です。
実際にここから控除されていくものの具体例を少し挙げていきたいと思います。
・健康保険料:従業員と事業主が半分ずつ負担するもの
・厚生年金保険料:会社勤めの会社員や公務員が勤務先と折半して支払う
・雇用保険料:失業したときに給付を受けることができるもので、給与の0.3%が給料から天引き
・住民税:居住地の都道府県と自治体に納める税金、所得税と同様に給料から天引き
※住民税は社会人2年目から課税されることになるため、年収300万円〜400万円の人の場合、1年目に比べて2年目は毎月約1万円手取りが減ることになります。
まだまだ他にもあげればありますが、全てを見積もるとおおよそ額面金額から20%を差し引いた金額が手取りの目安だと言われています。
いかがだったでしょうか。
嫌でもお金の話はこれから死ぬまで付き纏います。
後になって
「これしていたらお金に困ることはなかったのに」
と後悔しないように、学生のうちからお金の知識をコツコツ身につけておきましょうね。
気になった項目があれば是非一度詳しく調べてみてください!
すぐに実行するかしないかはあなた次第!