就活生のみなさん、お疲れ様です。
インターンに参加したと思ったら、秋・冬インターンのESが始まったりと忙しい時期なのではないでしょうか?
「きつすぎる!ちょっと休みたい!」そんな風に思われている人も多いと思います。
今回は、4月に就活をスタートしたけど、途中で力尽きてしまった先輩にどのように就活を終えたかについてインタビューしてきました。
今回インタビューを受けてくださったのは「インターンは受かったけどほぼ欠席してました」と語る法学部4年のWさん。一般的に見ると、真面目な就活生とは言えないWさんの就活がどのようなものだったのでしょうか?
就活スケジュール
まずは、実際にどのようなスケジュールで就活を終わられたのか見てみましょう。
ー22卒Wさんの実際の就活ー
年 | 月 | 行動 | 詳細 |
3年 | 4月 | 就活スタート | |
5月 | |||
6月 | 就活休止 | ||
7月 | |||
8月 | インターンに参加 | 1社のみ参加 | |
9月 | |||
10月 | 就活休止 | ||
11月 | |||
12月 | |||
1月 | 就活再開 | 本選考・冬インターンのES作成 | |
2月 | 3月1日の解禁に向けて準備 | ||
3月 | ES・面接 | ||
4年 | 4月 | ES・面接 | |
5月 | 内定 | ES・面接 | |
6月 | 就活終了 | 承諾先の決定 |
4月に就活を始めたものの、5月の時点で就活に力が入らなくなってしまったそうです。その後は8月に1社インターンに行ったのみで1月まで何もしていなかったようです。
最終的に3社から内定GET
今日はよろしくお願いします。まず、基本的なことをお伺いします。興味を持たれていた業界はどこですか?
Wさん:
興味を持ってたのは、コンサル・IT・金融・広告です。実際、本選考では今あげたすべての業界を受けました。とりあえず数を打ちました。
最終的に内定を頂いたと聞きましたがどの業界から何個もらいましたか?
Wさん:
最終的に大手のコンサルティング会社、小さめのコンサルティング会社、大手IT会社の3社から内定をもらいIT会社の内定を承諾しました。最初の内定が出たのが5月でした。選考途中の会社を受け切って、内定承諾を決定したのが6月です。
ライター:すごいですね!ありがとうございます。
就活を離れた原因は優先順位の低下
次は就活をどのように進めてこられたのかについて伺います。3年の4月は就活されていたと思うのですが、この時は何をされていたんですか?
Wさん:
インターンのESを書いたり、面接を受けたりしていました。その時に受かったインターンもいくつかありました。
インターンに行かれたのは8月に1社行かれただけとお伺いしましたが…
Wさん:
他のところは欠席してしまいました。
8月に初めて行ったインターンが正直面白くなくて、それ以降のものも行かなくなりました。GD(グループディスカッション)とかがちょっとめんどくさいと感じてしまいました。
なるほど、確かに、インターンって当たりはずれが大きいですよね。5月から就活に対するモチベーションが下がった理由は何ですか?
Wさん:
正直にいうと、就活に対するモチベーションが下がったという事ではなく、自分の中で優先順位が高いものが他にあったからです。
去年の4月はコロナで緊急事態宣言が出ていたので、友だちと遊んだりバイトに行くこともできず時間がありました。時間があるし、周りもやっているしという理由で4月には就活をしていましたが、5月に緊急事態宣言が取り下げられ、バイトや友達に会ったりで忙しくなったのが大きな原因です。
なるほど、就活がしんどくなってフェードアウトしたというより、他にやりたいことがあり就活の優先順位が下がったということですね?
Wさん:
はい。そうです。
就活をしてないことに対して、3年の5・6月頃に焦りというものはなかったのでしょうか?
Wさん:
最初のほうはありましたね。焦りはなかったわけではないですが、いつの間にか消えていました。冬頃には焦りはなかったですね。周りもそんな感じだったので3月からやればいいやーと思っていました。
強いですね(笑)
就活再開後は意外に耐えた!?
1月から就活を再開されたと思うのですが、どうして再開しようと思われたのでしょうか?
Wさん:
理由は大きく2つあって、1つはバイトの繁忙期が終わったからです。2つ目は私が見ていたコンサルやIT業界は選考が早期なので「やばっ」と思ったからです。選考が早い業界なので3月から始めるのでは遅いなと思い始めました。
就活を再開されたときに、就活をしていなかった期間はどのように影響しましたか?
Wさん:
就活をしていない期間はありましたが、意外と耐えました。
夏秋しなかったからといって大きなビハインドにはならなかったです。一応4月のインターンの選考を突破していたことが大きいと思います。その時に対策をしていたのでESの書き方とか、面接のポイントなどの基本は抑えられていました。ほんとに初めての就活というわけではなかったのが良かったです。一応やったことがあるって大事だなと思いました。
すごいですね。一度経験したか、していないかは大きな違いになりますね。メンタル面ではどうでしたか?
Wさん:
正直しんどかったです。さぼっていたのは自分なのに、「しんどいなー」と思うことに罪悪感がありました。
就活はメンタル的にはしんどいですよね。それに加えて、しんどいと思うことに葛藤するのはきつそうです。周りの友だちを見て焦ったりとかはありましたか?
Wさん:
友だちを見て焦りはありました。けど、そんなにメンタル的に来るものはなかったですね。早めに内定をもらってる人は早めにやってたからもらってると思っていました。一年浪人しているのもあり、人が先に行っていることへの抵抗や焦りをあまり感じない性格というのもあると思います。
なるほど。私ならとても焦ってしまいそうです。
Wさん:
個人的にしんどかったのは、就活に対して納得感がなかったことです。一方で「就活なんてあほらしい」と思い、一方で「社会人になるためにはしないといけない」と思う自分がいました。
就活って、結局会社に入らないと自分にとってその会社がいいのか、その会社にとって自分がいいのかわからないのに、人事に自分をよく見せないといけない。それを面白くないと思うタイプでした。けど、それを無視する勇気がない自分もいて、その2つの考えの間で揺れているのがしんどかったです。
就活は納得感をもってすべし
お話ありがとうございました。最後に、今同じような状況にいる就活生に一言お願いします。
Wさん:
上から目線になったら申し訳ないですが、言うとしたら、さぼるにしてもやるにしても納得感があるならいいのではないかと思います。決断が自分の中で明確な基準をもってできていたり、言語化できているのなら頑張れるときが来ると思います。納得感があるなら、さぼりまくったらいいと思います。
なるほど。説得力が違いますね。その基準というのは具体的には何でしたか?
Wさん:
自分にとってプラスになるのはどっちかというものでした。今、就活に取り組むより、大学生活でしかできないことを楽しむ方が長期的にプラスになると思っていたので振り切っていました。中途半端はよくないかもしれません。
たしかに、納得できているのなら自分の好きなことをしようが就活をしようがその後の結果に文句は言えないですよね。就活をするにしてもさぼるにしても、自分の決断とその結果を自分で引き受けるという意思がいるのかなと思いました。本日はありがとうございました!!
ーあとがきー
Wさんのお話を聞き、自分の行動の結果を受け入れるというある種の責任感が強い方なのだなと思いました。確かに就活をしていなかった期間はありますが、自分で納得感をもってやられたからこそ、満足のいく形で就活を終えられたのではないかと思います。今、「就活きついな」と思われている就活生も納得したうえで、休んでもいいのではないかなと思います。まだまだ就活は始まったばかりです!息抜きしながら自分の道を見つけてください。