こんにちは!
ライターのFishです!
「あの先生ってどんな人生送って研究者になったんだろう?」
「どんなこと考えてるんだろう?」
なんて、阪大の先生のプライベートな表情が気になったことはありませんか?
講義ではなかなか知ることのできない阪大教員の新しい表情を発掘する新連載『阪大教員と ♯○○』始まります!
第一弾のテーマは「♯人生」!
教員は、「阪大キャリアセンター副センター長の 家島明彦先生 」です!
毎年、多くの新入生が受講する『現代キャリアデザイン論Ⅰ』を担当され、私も受講していましたが、先生の人生をちらっと聞いて「めっちゃ突っ走ってる!」と思ったことも。
ワニ博士になることもある(?!)家島先生の人生、人生論を深堀していきます!
Contents
家島先生に6つの質問!

- 毎日の習慣
メールチェック!基本的にメールは24時間以内に返信するようにしています。あとSNSもチェックします。仕事もプライベートもスピード感を重視しているのでレスは割と速い方だと思います。
- おうち時間が増えて新しく始めたこと
映画やドラマを見るようになりました!映画やドラマって、キャリア教育の授業にも使える場合があるし、趣味と実益を兼ねて一石二鳥なんです。詳細は秘密ですが、新しい趣味も始めました!
- 趣味・特技
マンガやアニメは大好きで、心理学的に研究もしています!最近ハマったのは巷でも話題の『鬼滅の刃』ですね。今は大学生のときに見ていたアニメ『フルーツバスケット』が再びアニメ化されているので、それを見ています。
- 尊敬する人
たくさんいます!(笑)それぞれの分野にそれぞれ尊敬する人がいます。マンガの主人公など架空の人物モデルであってもロールモデルになります。例えば『鬼滅の刃』の竈門炭治郎は他人を責めず、自分を鼓舞するところがかっこいいな、見習いたいなと思います。
- 今持っている目標
組織を動かすだけの発言力を持つこと。早くキャリアセンターのセンター長・教授になりたいなと思っています。将来的には役員レベルで大学経営にも携わりたいですし、これもスピード感をもって実現したいですね。
- どこに行ったら会えますか?
Facebookやメール等で事前にアポを取って、豊中キャンパスにある研究室まで来ていただければ!アポは絶対取ってください!今は対面が難しい時期なのでオンラインで会うのも歓迎です。
※Facebookから連絡できない方は、ネオテキジュクへ連絡してくださればライターFishがつなげます。
座右の銘・大切にしている言葉は?
——「自分の人生は、自分で創る!」
「自分が、自分の人生物語の主人公であり、作者でもある。」という意味です。これはキャリアセンター(家島先生が専任教員を務める阪大のキャリア教育・就職支援担当部署)のウェブサイトのトップページにも載せている言葉です。
僕は自己(物語)の研究をしていますが、人生って物語でしか語れないよねっていうことです。自分という物語の作者であり、主人公であるから、人生全て思い通りになるとは言わないけど、主体性をもって生きてほしい、生きていきたいと思っています。
限界まで追い詰められた経験があればそのエピソードをぜひ教えてください。また、そこから学んだこと。
——「めちゃくちゃいっぱいあるけど、大学2年生の時に日本一の部活をやめたことかな。」
当時所属していた阪大少林寺拳法部は日本一で、本当に強かったし先輩や同期や後輩のことも好きだったけど、体育会系特有の理不尽な上下関係や飲酒を強要する雰囲気が嫌で、幹部になるタイミングでやめました。続けていれば、大会で賞も取れたし、日本一になって世界大会に出る可能性もあったし、一応主将候補でもあったから、めちゃくちゃ悩みました。「自分の信念」(理不尽な上下関係や飲酒強要は嫌)と「部の伝統」(理不尽や飲酒を後輩に強いなければならない幹部の役割)の間で、ものすごく葛藤しました。
でも、この時に悩み抜いたおかげで、自分なりの決断ルールができあがりました。ネガティブな自分の性格上どちらの選択をしても後悔するだろうと気づき、どちらにせよ悔やむのであれば、その時の自分の気持ちを尊重して、将来の自分にそれを後悔させないようにしようと。「その時の自分が取り得た最善の選択を未来の自分に否定させない。それは過去の自分に対して失礼だから。」という自分ルールです。これは裏を返せば「将来の自分が仕方ないと思えるくらい、その瞬間の選択を全力で考えて責任をもって決断する」ということです。
実際、部活をやめた後に相方が日本一になって世界大会に出場したり賞をたくさんもらったりしているのを見て羨ましく思ったこともあったけど、自分で精一杯悩んで決めたことを後悔するのは当時の自分に対して失礼だから、後悔はしません。
この経験からできあがったのが、人生を後悔しないための方法「賢(かしこ)く生きる」です。「(か)考える、(し)調べる、(こ)行動する」。まず自分の頭で考えること。けれど独りよがりにならずに人の意見も聞いて、ちゃんと徹底的に調べること。そして最終的には自分で責任を引き受けて行動すること。そうしたら、反省はしても後悔はしない。そんなふうに思っていますし、学生にも授業でそう伝えています。

あなたを幸せにするものは?
——3人の子どもです。(即答!)

親になったら優先順位が変わりますね。自分の子どもは本当に特別。子どもからの手紙は、本当にかけがえのないもので、大切に保管しています。

家島先生の阪大生時代のエピソードは新鮮!
それにしても、お子さんからの手紙が可愛すぎますね!
後編では、学生時代の夢や理想的な未来を語っていただきます!
お楽しみに!