受験生のみなさんこんにちは。
共通テストお疲れ様でした。
ほっとする暇もないまま、二次試験でどこを受けるのか決めなければならない時期だと思います。
今回は、法学部の中に存在する法学科と国際公共政策学科の違いについて紹介します。
紹介するのは、わたくし法学部国際公共学科の4年生でもあるライター本人です!
皆さんの選択に少しでも役に立てばうれしいです。
前回紹介した記事はこちら→工学部と基礎工学部の違い
両学科の特徴
法学部全体 | 法学科 | 国際公共政策学科 | |
キャンパス | 豊中 | 豊中 | 豊中 |
ホームページ | 大阪大学法学部 | 大阪大学法学部法学科 | 大阪大学法学部国際公共政策学科 |
男:女 | 685:399 | 6:4~7:3 | 5:5~4:6 |
両学科ともに法学部の所属であり、キャンパスは豊中キャンパスです。
男女比は全体ではやく7:4です。
学科ごとにみると、法学科が6:4~7:3、国際公共政策学科が5:5~6:4という構成になっています。肌感でも、国際公共政策学科のほうが法学科より女性の割合が多いです。
ちなみに、国際公共政策学科は長いため在校生は略して国共と呼んでいます。
国際公共政策学科のほうが海外に興味を持っている学生が多いです。法学科の学生にももちろんいますが、全体の学生数も多いこともあり比率で言うと国際公共政策学科のほうが多く感じます。
海外に興味がある!という人は、国際公共政策学科のほうがもしかしたら刺激を受けれるかもしれません。法学科でももちろんいけますよ!
そして、就職ですがやはり法学科のほうが法曹へ進む人は圧倒的に多いです。国際公共政策学科から法曹へ進む人は0ではないですが本当にごく少数です。法曹に興味がある方は、法学科のほうが周りから刺激をもらえるかもしれません。
国家公務員になる人は法学科でも国際公共政策学科でもいるイメージです。
加えて、意外かもしれませんが一般就職する学生も両学科ともに多いです!
授業の違い
基本的に法学科は所謂法学を、国際公共政策学科は法学・政治学・経済学を学びます。多くの学生がそれぞれの学科で適した授業を履修していることが多いです。
法学科の中でも、民法を専攻するのか刑法を専攻するのかといった違いはありますし、国際公共学科でも法学・政治学・経済学のどれを専攻するのかは学生に委ねられています。
このような話を聞くと、履修できる授業に大きな違いがあるように感じるかもしれませんが、基本的に両学科ともに取れる授業に大きな違いはありません。絶対に単位を取らないといけない必修科目の数や科目等少し違いはありますが、ほとんど同じです。
また、国際公共政策学科に割り当てられている授業の一部は法学科は3年生からしか取れないなどの制約がありますが、3,4年生で取ることは可能です。
両学科ともに、1,2年生の間は基礎科目と呼ばれる学びの基礎となる授業を撮り、3,4年生から発展した内容を学ぶことができます。
大きな違いは、「ゼミ」です。
そもそもゼミとは、教授と近い距離で特定の専門分野について少人数で学べる授業のことです。論文を執筆したり、学生や教授と議論を行ったりします。
法学部では、やはり法学系のゼミが多いです。例えば憲法や刑法民法について研究しているゼミがあります。
一方国際公共政策学科では、法学よりも経済学や政策学を研究しているところが多く、政策発表会に参加しているゼミもあります。
専門的に何を勉強したいのかによって入る学科を選択するのは1つの手だと思います。
受験上の違い
基本的には、共通試験・個別試験ともに大きな違いはありません。
一番大きな違いは、一般選抜の募集人員です。下の表からわかるように国際公共政策学科は法学科の半分ほどしか定員がありません。
法学科 | 国際公共政策学科 | |
募集人員 | 153人 | 72人 |
倍率(2021) | 1.99 | 1.76 |
倍率(2020) | 1.88 | 1.83 |
倍率(2019) | 2.56 | 2.49 |
受験科目及び配点は両学科共通で以下です。
(出典:R4_一般選抜学生募集要項)
共通テストは5教科8科目又は6教科8科目のいずれかです。配点が少しややこしいのは、外国語です。英語受験の場合、リーディング100点満点・リスニング100点満点をリーディングを 150 点満点、リスニングを 50 点満点、合計 200 点満点に換算して利用するという点です。受験される方は気を付けてください。
共通テストでは、比重が重い強化が特にないため、全て手を抜けない所が大変なところですね。
個別試験は、国語・数学・外国語の3科目に減りますが、全て同じ点数ですので共通テスト同様、満遍なく勉強しなければいけません。
個別試験受験会場
8番の豊中総合会館という場所です!
まとめ
法学科と国際公共政策学科の大きな違いは、ゼミで何を学べるのかという点です。
キャンパスや受験の形式取れる授業にはあまり違いはありません。
どちらか迷われている方は、どんなゼミに行きたいのか調べることをおすすめします。