23卒の皆さん、そろそろ就活の第一関門であるインターンの選考が進んで来ているのではないでしょうか?
7月~8月はインターンに行くための面接が本格的に始まる時期ですね。
今回は、インターンの面接って何をしたらいいの?という方に向けて、昨年インターンの選考を30社以上受けた私が虎の巻を伝授します。
あくまで、私の経験談なので参考程度にしていただけると嬉しいです。
Contents
インターンとは
インターンとは、企業が夏や秋冬に行う職業体験です。
職業体験とは言いますが、社会人が実際に行う仕事をするのは学生にとっては難しいので、実際は模擬体験であったり、学生どうしで話し合い新商品を考えたりと、企業によって内容はまちまちです。
日程も様々ですが、本選考の前に行われるインターンでは数日のことが多い印象です。1day~2daysが多く、企業によっては4daysもあります。また、1週間や数か月にわたる企業もありますが、少数派です。
私が受けたインターンでは4daysの企業が3つ、1dayの企業が5つほどでした。
では、インターンに参加するメリットは何でしょう?
メリットは主に3つあります。
1.企業が何をやっているか知れる
社会にでたことがない私たち学生からすると、名前を聞いたことがある企業でも実際に何をしているのかわからないことが多いと思います。
インターンは企業の説明を兼ねていることが多いのでその企業が何をしているのか知ることができます。また、HPを見るだけでは、仕事内容を深く理解することは難しいですが、それを疑似的に体験することで、さらに理解が深まります。
2.本選考の練習になる
選考のあるインターンでは、ESの提出から始まり面接が行われます。これは、本選考と行っていることはほとんど同じです。
この時期からESを書いたり、面接を受けることで本選考になってから「初めてだから不安」という心理的なリスクを避けることができます。
また、選考は合否がどうしてもでてきてしまうものなので、インターンでメンタルを鍛えておくのも有効かと思います。
3.インターンに来た学生のみの選考ルートに乗れる可能性がある
恐らくこの理由が一番大きいのではないのでしょうか?インターンにきた学生に対して、早期から本選考を始めたり、本選考の時に2次面接からスタートというような優遇ルートを用意している企業は多いです。
実際に、選考があるインターンに参加した全ての企業で早期ルートが用意されていました。(ほとんど落ちましたが 涙)
本当に行きたい企業があれば、インターンに参加して有利な選考ルートに乗ることをおすすめします。
*番外編*早期ルートについて
早期ルートは、インターンに通った優秀な学生が多く応募するため、普通の選考に比べてハイレベルな選考になります。早期で落ちても通常の選考を受けられる場合もありますが、早期で落ちると通常選考を受けられない企業もあるので注意です。受ける前によく調べてください。
ここで注意したいのは、企業にもメリットがあるから人件費や時間をかけてインターンをしているという点です。
企業としてはインターンで、いいなと思う学生を見つけ自分の会社に入社してほしいと思って開催しています。気を張る必要はないですが、このことを頭の片隅に入れておいてくださいね!
インターンの面接内容
それでは、お待たせしました。インターンの面接の内容についてです。
本選考とインターンの面接は実は、聞かれる内容が異なります。
本選考:なぜその企業か、その企業に入って何がしたいかに重点
インターン:ガクチカ、これまでの経験や人柄などがメイン
この違いを抑えたうえで、よくある質問について見ていきましょう。
1.ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)
この質問が一番多いです。主に大学生時代に一番力を入れたことは何ですか?という質問です。この質問では、「世界一周旅行をした」とか「留学にいった」といったような素晴らしい回答を求めているわけではありません。ポイントは以下です。
・概要
・なぜそれを始めたか?
・困難はあったか?それをどう乗り越えたか。
・周りの人とどのように協力したか?(もしくは、自分のグループでの役割)
・どのような(何が)モチベーションだったか?
とりあえず、ここら辺を答えられるようにしておきましょう。
2.今までの生い立ち(中学校~今まで)
この質問は、the面接といった形式ではなく、面談形式で行われることが多いです。学生の人となりを知るために、小さい頃の話を掘り下げて聞いてきます。押さえておくべきポイントは1つ目のガクチカと同じですが、昔の記憶なのでちきんと面接の前に思い出すようにしておきましょう。
その他よくある質問
・まわりからどんな人だと言われるか
・強み、弱み
・挫折したこと
・人生で一番うれしかったこと
1つ目2つ目ともに、質問をする意図はおそらく学生がどのような人間であるかを知ることです。数日ではありますが、他の学生と協力して何かをすることが多いので、グループワークができる子なのかというのを見ているのではないでしょうか?
また、インターンから本選考につながる事もあるのでこの時点で自社にあった人材を取ろうとしている側面もあると思います。
また、インターンの面接の特徴として志望動機はそれほど聞かれないという点があげられます。この時期は、業界や会社が決まっている学生が少ないのもあり志望動機はあまり聞かれません。
それよりも、自分という人間がどのような考えをし、どのように行動するのかについて話せるようにしておきましょう。インターンの志望動機は聞かれることがあるので、それについては話せるように準備しておくのが吉かもしれません。いきなり聞かれると焦るので、、、。(経験談)
また、企業の求める人材や理念を把握したうえで、面接に臨んだほうが会社にあっていると思ってもらいやすいです。余裕がある人は、採用HPを事前に読み込んでおくなどしてみてください。
インターンの面接で気を付けること
1.結論を先に話す
これは、どこでも言われることだと思いますが。とても大切です。
面接官は学生のことを全く知らないので、導入部分からはいると全体像が見えないなか、話を聞かないといけません。
最初に、全体の概要を説明し細部を話すようにしましょう。一度、友だちに聞いてもらうといいかもしれません。
面接官は学生のことを何も知らないと思って面接に臨みましょう。
また、要点をきちんと伝えれば、面接官もプロですから、詳しいことは質問してくれます。その質問に答えれば詳細まで伝えることができます。
2.嘘は極力つかない、話は多少盛るぐらいで!
学生時代に頑張ったことがなくて、副代表になってみたり、代表になってみたり、アルバイトリーダーになってみる就活生が続出します(笑)
話を多少盛るぐらいにとどめておきましょう。面接は一回だけではありません。そのあと2次面接があったり、本選考でも面接があったり、続いていきます。
やはり実際にやっていないことは、話に矛盾が生じる可能性が高いです。話の矛盾を詰められるとぼろが出てしまうかもしれません。また、その場しのぎの嘘をつくと、どの企業で何を言ったか忘れてしまい(面接は録音必須です)、頭の中が大混乱してしまいます。
自分が凄いと思っていなくても、他人からすると凄いことって意外にあるので話を作る前に一度今までをしっかり振り返ってみましょう。
それでもない場合、自分で納得できない場合は、多少盛った話を完成させてから面接に臨みましょう。自分の中で、整理をした話であれば、矛盾も生じないですし結果的に自信があるようにみえることもありあます。
オンライン面接で気を付けること
オンライン面接で気を付けることは以下です。
・静かな部屋を確保する(家族に静かにするようにお願いする)
・通信環境の確認
・ライトの調節(顔色悪く見えることがあります)
・背景をきれいにする
面接前にやることリスト
直前にやっておくことを確認しましょう!とりあえずこれだけやっておけば、緊張する面接でも落ち着いて話すことができると思います!!
□インターンのことを調べる
□HPで求める人材像を確認する
□環境の確認
□ESを読み返す
□ガクチカについて一通り話せるように練習する
□よくある質問(ガクチカ、性格に関するもの)を調べて答えられるようにしておく
最後に、私から一言。
インターンの選考は思ったよりしんどいです。私は想像以上に通らなくてしんどかったです。
しかし、通らなかったからと言って就活が上手くいかないわけでは全くありません。というか、インターンのほうが本選考より倍率高いので、極力気にせずに行きましょう。
また、企業によっては秋・冬にもインターンをしているところがあります。まだまだチャンスはあります。幅広い業界をみてみると、意外に面白そうな企業が見つかるかもしれません。適度に休みながら、就活頑張ってください。応援してます!