こんにちは!ライターのYuumiです!
今回は自分たちで一から企画したイベントを何度も成功させているなっちゃんへのインタビューです!
普段はにこにこと、おっとりしているようにも見えるなっちゃんですが、実は超行動派!?
なっちゃんの原動力はいったい何なのでしょうか?
Contents
なっちゃん’sプロフィール
石井夏海
法学部国際公共政策学科4年(2020年度)
高校生の時は、制度を作るといった、トップダウンのことに興味がありました。
制度を作るということは、人を共通項でくくるということだから、どうしてもその共通項に当てはまらない部分は取りこぼしてしまう。その零れ落ちてしまう部分に興味があり、零れ落ちるものがない制度を作りたいという思いから、国際公共政策学科に進みました。
しかし、学んでいくにつれ、やっぱりどうしても零れ落ちるものはあることに気が付き、もっとひとりひとりと丁寧に関わりたいという思いから、「場つくり」に興味を持つようになりました。
アカリノタネとは?
会場に着くと、“大家さん”(イベントの運営メンバー)が「おかえり!」と迎えてくれるところからアカリノタネは始まります。
古民家に集まって、みんなでごはんを作ったり、ろうそくを灯してお話をしたり。
そして最後は「いってらっしゃい!」と送り出してくれる、そんな、なんだかほっとする、あわただしい毎日から少しだけ離れた時間を過ごす「場」。
instagramアカウント:akarino_tane
アカリノタネの今まで。
2018年10月 もうひとりの大家さん、たまちゃんと出会ってアカリノタネが誕生。
2018年11月 第1回開催。
2019年8月 東京開催のためにクラウドファンディングに挑戦!
2019年11月 一周年記念!東京で出張開催。
2019年12月 九州6都市ツアー開催!
2020年2月 ラジオはじめました。
最初は、血縁関係を超えた家族のつながりを作る場としてアカリノタネをはじめました。みんなでごはんを作って、その後ろうそくを灯してみんなでいろいろな話をする。特に話のテーマがあるわけでもない。
そこから、思いがけずたくさんの人にアカリノタネを応援してもらえて、自分たちの近く、関西以外にも、アカリノタネのような、何もしなくてもいてもいいんだと思える、安心安全に過ごせる時間を必要としている人がいるのでは?と考えるようになり、一周年で東京に行きました。
東京開催のためにクラウドファンディングにも挑戦しました。クラウドファンディングのリターンで「出張アカリノタネ」というものがあり、このリターンとして、アカリノタネをするために鹿児島に呼んでいただきました。すると、クラウドファンディングサイトの宮崎支部の人が、他の県でもしませんか?と連絡をくれて、どうせなら誘っていただいた場所以外でもしたいと思い、知り合いのつてを頼って九州6都市で開催しました。
2020年は私(なっちゃん)がデンマークに留学をし、距離が離れてしまったことから、ラジオをはじめました。
―どういう思いがあって、アカリノタネを始めたのですか?
はじまりは血縁関係を超えた家族のつながりを作りたいという思いから。
きっかけは、広島に一人旅をしたことです。その時、お好み焼き屋さんに入りました。そのお店では、1つの大きな鉄板を、知らない人たちと囲んで食べます。そこでは、知らない人同士なのに、悲しいこととか嬉しいこととかを話していました。そして、お客さんたちがお店を出ていくときは、「いってらっしゃい」「またね」と見送られ、なんだかすがすがしい顔。こんな空間があったら救われるな、と感じました。そして、こういう空間を自分も作ってみたい!と考えるようになりました。
この一人旅の1か月後に、もう一人の大家さんになるたまちゃんと出会って、広島のお好み焼き屋さんの話をしました。たまちゃんは、家族について考えていたという話をしてくれました。その時、広島で出会った人たちは、血縁関係を超えた家族みたいな関係だったのかなと思いました。そして、最初は、血縁関係を超えた家族のつながりは作れるんじゃないか、という考えを試すためにアカリノタネをはじめました。
―初めてイベントを開催するまで、どんなことをしましたか?
はじめてのイベント開催までにしたこと
イベントの具体的な内容やルールを決めました。話し合う中で、「最初から最後まで安心安全だと感じられること」をいちばん大切にしようと決めました。普段はなかなか言葉に出せないような、内側に抱えている言葉を発するには、安心安全だと感じられることが必要不可欠だと考えたからです。安心安全が感じられる場になるように、ルールを考えたり、開催場所を選んだり、空間づくりを考えたりすることに時間をかけました。
後編では、イベントを開催する難しさや喜び、そして自分自身の変化についてお話してもらいます!